夜汽車の音が聞こえてくる

試験官と、友人のお世話という2色に塗り分けた1週間が終わった。夜会話テスト終わって9時過ぎ、帰り道、留学生仲間にばったり会う。来月7日に帰国するそうだ。「いつまでも覚えているよ」と。Thank you!
机の前で一息つくと、携帯にメール。見ると「先生、さようなら。お世話になったことを感謝しています…」。本当にお世話になったのはこちらのほうだ。PCの故障には嫌がらずいつもやってきてくれたのだもの。上海に向かう夜汽車の中、やりとりする文字の間に、互いにもう2度と後戻りすることのない時間を感じている。「上海にきたら連絡してくださいよ。」「もちろん会いに行きますよ。」
「再見」に本当にまた会おうねの意味が込められている。明日の朝目覚めると大都会。
大学という場所は出会って分かれていく通過点。大きな荷物を持った卒業生たちが緑の生い茂るキャンパスから旅立っていく。