雨のように泣きました

mklasohi2008-06-17

2年生の授業にいくと、総合担当の先生が、スクリーンに「4年生を送る会」用の思い出写真が編集し映し出されていた。「先生が写っているのもありますよ」と2年生。
見れば4年生が1年生だったとき一緒に撮った花見の写真などなど。満開の桜の中、まだ高校生のような可愛らしさの残る彼らと桜の下での笑顔。Cさんなどはぎゅっーと私に抱きついている。仲良し写真。
中国に来て、初めて出会った学生たち。彼らにとっても、初めて親しみを感じた日本人であるし、半年だけずれているがこの大学で歩いてきた時間が同じだ。「僕の大学生活に現れてくれてありがとう」とバースデーカードに書いてくれた学生もいたっけ。そんな学生たちが卒業していくのだから、先日の記念写真撮影でも、寧ろ感情は抑えて、社会人になるため大学に入った学生たちが見事に成長したことを喜び余裕を見せていた。だがしかし、思い出の写真って、だめなものですねぇ…。
心ってこんなにも柔らかく、春を過ぎ、夏を過ぎ、秋を過ぎてまた冬のあといくつかの四季を共にした人たちへの思いに溢れるものなのか。
この夜から実は南京大学社会言語学実験室での10日間ワークショップに交通費、宿泊費までもってくださるという待遇を示していただいていた。週末にかけて4日間ほど行ってこようかなと決心を固めた矢先だったが、門出を送りたいという感情に負けた。いいや、それで。
今日の雨のように泣いておこう。みんなの前で、かっこ悪く泣かないために。