mk的-その2

mklasohi2008-04-25

ここ数日とてもさわやかなお天気が続いている。そしてこの3日間、授業の合間をフル稼働で、3月に引き続きいらした名古屋大学環境学科教授A先生にお付き合いして、国家重点実験施設の見学や、環境学部との交流、大学副学長との面談などのお手伝いをしていた。
この大学が武漢の環境型社会づくりに政策・技術面で期待されているところは大きく、したがって担当教授たちの真剣さも並大抵ではない。ご説明に背筋が寒くなる問題もいくつもあった。
A先生の環境学部での講演会では院生になったZBさんに、この分野で日中通訳のできる人材確保も考え、他の日は志の高い4年生のCさんやO君などに手伝ってもらった。彼らの中に確実に、それぞれの興味に応じた国際交流や政策・技術協力の必要性、また社会福祉に対する熱意が生まれたことを感じる。
A先生の環境学部での御講演にしても、日本語学科での講演でも中国の若い人たちの意識変化に必要なインパクトのあるお話をとお願いした。A先生は日本とそしてまた先生の留学先であった取組の一歩進んだスウェーデンの事例をもとに面白く印象に残るお話をしてくださった。いま見ているものだけがすべてはない。
これではわたしの博論の完成は精度もスピードも確実に遠のき、導師にも叱られそうだけど、それは個人のことでじつは大した意味はない。日中の学術交流や、この方面でも日本語人材を育てることの意義は大きい。うまい口実にしなければいいのだ。
そんな訳でちょっと叫んでみよう、大事なのは愛国より、愛世界、愛地球、でしょうd