唐人相撲

午後、中南民族大学に学生7名と一緒に行った。日本から来られた文教大学名誉教授T先生の「狂言と京劇」と題されたご講演を聴くためだ。T先生は能・狂言、古典文学の研究者でしかも野村万氏のお弟子さんでもいらっしゃる。能・狂言の歴史及び京劇との共通点を幾つかの演目映像を映しながらご説明くださり、そのあとご自身が、「花も月も恋しき人と見たきもの」と舞をご披露くださり狂言の兎もやって見せてくださり、大満足!
 映像は日本人なら知らない人はいない「附子」や、比較的新しい「唐人相撲」も、京劇の動きを取り入れ、京劇役者が出演している例として見せてくださった。
「唐人相撲」は唐に渡った日本のお相撲さんが次から次へと皇帝の家臣たちを投げ飛ばし、ついには皇帝まで投げ飛ばして日本に帰るという筋で、思わず「皇帝を投げ飛ばしてお咎めなしですか?」と質問してしまったが、とりあえず中国人学生たちからは特に突込みもなかったのでよかった。
20分ほどの道のりをみんなで自転車で行ったが、事故でもあるといけないとそれだけは気を使った。帰り道、残った3人の学生と近くの食堂に寄って、1汁4菜の晩御飯を食べた。お腹もほこほこ、酒足飯飽の気分(酒とは講演のこと)です。
さて、強者どもかかってらっしゃい?。