黄昏の色の

春には春一番が吹くけれど、今朝は「秋一番!」と呼びたくなるような風が吹いた。
並木の木の葉が一斉にざわざわぁ…と話をし始め、教室の中にも清々しい空気が流れてくる。黄昏時の光は長く、森の木の葉の上に行く人たちが影絵になって動く。
何時の間にこんなに秋が進んだのか。今日学んだことも、考えたことも、この黄昏色の中に忘れてしまう。
木の葉の重なる音や、すれ違っていくひんやりとした風、金色の光。本当はそんなことを感じている方が好きなのだろうと思う。