東京ミッドタウン

たまった家の用を済ませ、昨日午後帰国後はじめて外出した。J大教授の知人の研究室に行き、帰りに六本木の新名所・東京ミッドタウンに寄った。リッツカールトンホテルが入っている高い棟に展望台はなく、東京の変化を眺望することはできなかった。
ガラスのビルは遠くから見ると中国にもある高層ビルとそう変わりないが、中はまるで御寿司屋さんの白木の板の台のような清潔感があるデザイン。人の着ているものも質がよく、ベージュから黒までのトーンの中に納まっている。
　こんな秩序正しく、むやみに物をすてたりしない大人しそうな民族がどうして昔、戦争を始めたり、いまでも浮浪者に火をつける若者がいるんだろう。異質なものに対する軽蔑・排除の意識のせいなのかと４階で珈琲を飲みながら行く人を眺めた。
　それにしても東京は暑い。旅の疲れもすっかり出て、予定が終わらず、なかなかに人に会いに行けない。