夜、外であそぶ大人たち

ここ数日、卒業生の謝恩パーティなどが続いている。昨年、卒業生を送ってまだ2ヶ月ぐらいしか経っていない思いだが、若者の成長はどうしてこんなに早いんだろう。
パーティ会場を出て、少しキャンパスの外へ買い物にでも出ることにした。ご馳走ばかり食べていては体によくない。
　街灯のもと夜道を自転車で走ると、この時間帯、ほぼ毎日、外で大人たちが遊んで？いる。中国と日本の違いというのはいろいろと指摘できるけれど、この「夜、外で遊ぶ大人たち」というのもかなり大きな特徴ではないかと思う。
モダンダンスをする人たち、古い胡弓のような楽器をやる人たち、京劇のようなものを練習する人たちもいるし、社交ダンスで手を取り合って踊るおじさんおばさん、剣舞のようなことをしているグループもある。それを見に来る人もいる。
　武漢のような所は、夏になると家の中は暑くてやりきれないから、夕涼みに外にでることから始まったのではないか。日本のように夜遅くまで残業・残業を重ねることはない中国の勤務時間とも関係しているだろう。ただし、夕涼みといっても、外も充分あつい、熱気と湿気に囲まれている。
　朝の太極拳というのは日本でも紹介されお馴染みだろうが、夜の元気な大人たちの集まりと言うのも、たぶん武漢だけはなく中国全体での現象ではないだろうか。
　私も運動不足解消に太極拳のグループに混じってみた。さっそく指導方のおじさんに「あんたの膝のまげぐあいは足りん･･･」などと見つけれらた。
　夜、多少言葉を交わす分には日本人と気づかれることはない（笑）。