水辺の昼夜

卒論審査を受けるために上海から一時戻ったH君たちとお昼ご飯を食べに出、そのあと東湖を眺めながらお茶を飲んだ。真夏の青空だが、涼風に柳の枝が揺れ爽やかだった。
　夜は、キャンパス内の池の中に浮かぶ晩酔亭で古典音楽を中心とした演奏会が開かれた。7時開演の予定が6時から解説があるということ出かけたが、結局始まったのは8時。日が暮れるのを待っていたのかもしれないが、今夜も「中国的時間」を味わった。
　10回目となる今夜の鑑賞会も「大学生に人文素質教育」をと説いた楊叔子元教授の思想に沿ったものだ。これが大きく中国の大学教育に影響を与えたと言われている。
　近隣の音楽大学や民族学院からの出張演奏で、妙なる調べが夜風に乗って池塘を渡り、さらさらと疲れを取ってくれるようなよい演奏でした。ご覧の写真から夏の夜の水辺の音が聞こえてくると良いのですが･･･。
　一日遊んだ分、今夜はもうちょっとひとまとめ仕事･･･。