ムサカな午後

mklasohi2006-02-26

シリア人の先生のアパートにTracyさんと呼ばれて行ってきた。ご主人もシリア人、こちらの大学で博士をとって、教えておられる。彼女は英語の先生。
午後3時半にと言われたのでてっきりお茶の時間だろうと思っていくと、シリア人はゆっくり時間をかけてご飯を食べ、最後にトルココーヒーを飲みますと聞かされた。あれれ、花束を持っていったのでプレゼントはOKかもしれないが、留学を目指して研究計画を見て欲しいとか、推薦書を書いて欲しいと言っていた学生と5時、6時…と約束がある。それに大学院試験の終わった4年生から遊びにいってよいかとも携帯にメールが来る。お呼ばれしてメールを書くのは失礼と知りつつ、何時ごろに終わるかわからないお食事のペースについて何度もやりとり。重なるときの重なり具合にくらくら。
 ほうれん草のムサカ、黒胡麻のムサカ、お米のスープに豆の煮物、カリフラワーのあげもの。ペパーミントとレモン味の効いたトマト・きゅうり・ピーマンのサラダは毎日欠かせないものだそうだ。ベジタリアンな味がしみるほど美味しい。シリアの結婚式のビデオなども見せていただいた。
 日も暮れて、なんとかいとまごいが切り出せたのは4時間後。戻って学生の研究計画書を見て感じたことなどは、また時間があったら是非書きたい。
 カルダモンの効いたトルココーヒーの神秘的な味と美味しいムサカ、それから大人同士の会話は確かに芳しいひと時でした。ごちそうさま。