週末は楽しく！

12月10日
ハルピン出身の学生と約束の映画「如果愛（もしかして愛）」を見に行く。ガラス張りの現代的建築・湖北劇場、高い窓の向こうに黄鶴楼が見える。240席の広さに観客13人。土曜の午後にこれっぽっちの観客数は東京では考えられない。で、そのがらんどうの場内にまた、なんと暖房がないのです。
昨日は恐らく気温2度程度。外は歩くと寒気が身を刺す。映画もまた、北京の凍り付いた川に周迅が横たわったり、香港の古いホテルのプールの水の中の音のない世界に金城武がもぐり、張学友が雪の上海の通りで空中ブランコをしたりと、画面も寒い。ぶるぶる。　　　
　あんまり冷えたので、司門口へ行く予定はとりやめ、ケーキを買って帰り、あったかい部屋で韓国映画「八月のクリスマス」を見た。日本で4回も見ている（笑）。何度みても泣いてしまう。ケーキとコーヒー、好きな映画に年を越えた友人、よい週末の夜になった。

　12月11日　
シャーベットの小雨の降る日曜日、隣の地質大学付属博物館へ男子学生と行く。4月に改装オープンして行こうと思いながら近くていつでもいけると思うと後回しになっていた。
　呼び物は恐竜の化石。四川省の和平氷川龍はティラノサウルスそっくり。恐竜は中国では四川省、内モンゴル自治区、黒龍江省、山東省、それから湖北省などでも発見されている。湖北省では恐竜の卵が多く発見されて世界を驚かしたそうです。恐竜が闊歩していたジュラ紀の冬はどのくらいの気温だったのだろう。
歴史考古学では中国に野生の象がいた記載があるということで、地球は温暖化を経験済みという説を聞いたことがあるが･･･