気の合う仲間

mklasohi2005-08-29

今日は武漢に戻って初めてエアコンを使う暑さだった。
1週間の休みにたどり着いたので、一緒に黄山に登った武大のK君、財大のL君と漢口に行った。
武漢は長江をはさんで、ビルの立ち並ぶ漢口、漢陽と、いくつもの大学が集中する武昌とに分けられる。3人とも武昌側におり、バスで1時間〜一時間半近くかかってしまう漢口へはそうそう出かけていない。かれらは入学したばかりの時来て以来だという。
中山公園を散歩し、歩行者天国の江漢路を歩きそれから武漢の吉慶街という夜店街に行って晩御飯を食べた。
店の前にしつらえられた沢山のテーブルの周りに、芸人さんたちがやって来て、演奏や歌を聴かないかと言う。いりませんと断ったが、隣のテーブルが京劇の歌うたいのお兄さんを頼んだので、私たちはお金を払わずして、胡弓と京劇女形の歌を聞くことができた。甲高い声を震わせ、目配せや指先の動きまで普段着で女性を演じるのでちょっとすごくもある。楽器は胡弓や二胡、笛といった中国楽器ばかりではなく、アコーディオンやサックス、バイオリンと何でもありなので、かなり「賑やか」を通り越していたが、争うことのない天国的仲間といると疲れが消えていく。吉慶街は、小説および映画「ションヤンの酒家(みせ)」で舞台となった場所だそうだ。(映画の撮影地は重慶)。
くずれかけそうなぼろ家もあり、その横で昨年開通したばかりの武漢都市鉄道1号線の高架線路が走り、高層ビルも建っている。これが武漢の街だなぁ。帰りのバス停の近くまでたった1駅だけれど1号線に乗ってみようということになった(1.5元)。東京だったら、このまま武昌まで地下鉄が運んでくれ、バスの3分の2の時間しかかからないだろう。中国のインフラが整備されるのは何年後だろう。
次は省の博物館でも行こう!と話した。