夏期講座

夏期講座が終わった。といっても明日まだ、6クラスに分け、他の先生方にもお手伝いいただく会話の試験があるけれど、試験問題も渡し、42.195kmをほぼ走りぬいた気分です。
連日、朝から夕方まで授業を受けた学生ももちろん大変だったが、自転車操業的準備に追われ、2時から5時半まで授業をした教師のほうも決して楽な日々ではなかった。
 この講座は日本語科本科生の授業ではなく、華中科技大学および武漢大学、華中師範大学、華中農業大学、中国地質大学、武漢理工大学、中南財経政法大学という近隣の7大学の副専攻の合同履修過程であり、華中科技大学が昨年の全国ランク5位から2つ落ちたとはいえ、どの大学も中国教育部直属国家重点大学で、とにかくまじめで優秀な学生ばかり。自分の大学での専門の上に土日をつぶして日本語の勉強に集まるという猛烈な勉強家たちである。中国にはこうした「双学位(副専攻)」というシステムがあって、(専門が情報工学で副専攻が日本語、英語が専門で副専攻がジャーナリズムといった具合に)2つの専門を持つに等しい気合で勉強しており、副専攻を持つ学生というのは日本の大学生のおそらく2倍は勉強していると思う。ただ、寮と教室の行き来に終始し、日本の大学生よりいろいろな実体験は乏しいだろう。日本のアニメが好きという動機の学生も多く、アニメ文化の持つ力は小さくない。
副専攻の学生達とはこれでお別れ。3月から半年、人数も多く大変だったけれども、他大学の学生とも知り合うことができて、よい経験だった。
これからも日本語を愛してください。希望 你们 继续努力学习!