冬の楽しみ

今日は冬至。冬枯れの窓の外を猫と眺めると、葉もまばらになったマロニエの木にスズメたちが寄り添う。
一緒に眺めていると、生まれて5ヶ月に満たない猫のこの世界への興味が暖かく伝わってくる。耳を澄ませば、1種類ではない鳥の声や、車の音、人が喧嘩する声、風のささやき、木の葉がかすかに擦れ合う音。
ガラス玉のような目の先には冬の蜂のちいさい羽ばたき。


冬至の今日は、餃子を食べるとよいという地方と、団円というあまい暖かいスープ団子を食べるといいという地方とあって、上海は後者。日本ではかぼちゃ、ゆずですね。

私は今晩、最近すきな市場の白菜餃子を食べようと思っています。白菜がやや酸っぱくてお肉と馴染んでいて美味しい。

ストーブの前。
冬には冬の楽しみがあるなぁと思う。