1930年

mklasohi2015-04-04

今日から清明節休みですが、金曜日と火曜日がもともとお休みの私には5連休です。

昨日はバンドにある公文書館にちょっと寄り、そして夜はミュージカル「上海灘」を見に行きました。

上海を舞台にした有名なドラマのミュージカルバージョンです。この舞台のメーキングドキュメンタリーを前に見ていたし期待していたのです。全体的にみると中国のミュージカルはこれからかな、といった感想ですが、
やくざの大親分の暗躍する世界、勢力抗争、列強の思惑、若き学生たちの愛国心などなどが入り混じっていた1930年代の上海を想像させるものはありました。

何と言っても、そうしたことが起こった場所で見る体験が自分のいる街への興味をひきたてます。

劇場の雲峰劇場は行ってみると南京路の一本北、北京西路にあり、何年か前雑技を見に行った場所だと気がつきました。観光出来たときはタクシーで乗り付けこのような地図の中のこのような場所という感覚がありませんでしたが、ポイントできれていた地図がつながっていく感触。


列強の残した文化が色濃く残る街には物語があります。が、それを感じさせる建物もジグザグとガラスの近代的ビルの中に埋もれ肩身が狭そうに、いずれ壊されるのを待っているようです。古いものにあまり価値を置かない思想は残念です。壊してしまえばもう取り戻せない歴史的建造物たち、さて今の内。


今学期は特に今まであまり歩かなかった北の方を少し探検したいと思っています。


下の写真は、劇場近く膠州路に来ていたリヤカーの花屋さんの電飾。