煙雨揚州

mklasohi2013-10-07

揚州は雨でした。

上海から高鉄で1時間半で鎮江、そこから車で40分。なかなか白タクが幅を利かすアナーキーなところ。帰りの長距離バスターミナルでも、黒車(白タク)を利用しないようにというアナウンスが再三流れる中、教え子の同僚(みずぼ銀行蘇州支店)の人たちは、当たり前のように、白タクと交渉して200元。
「ご招待」だったので、わたしがお土産とお祝い以外に使ったのは、60元だけでしたが。もちろん見合うようにお祝いをいれました。

ホテルでの夜の披露宴に加え、新郎宅での、親戚近所の人を集めてのお昼の宴席もあって、後者は初めての体験でしたが、中国のお祝いとは「賑やかであること」ということを改めて感じたものです。

披露宴では、結婚の証人の役割を仰せつかり、200〜300人ほどの中国の方の前で中国語のご挨拶、あんちょこ片手にどきどき。

 「先生、高校の時の初恋の人なんですよ」…・…


 何年も前から「揚州はいいところですよ、来てください」と言ってくれていたのですが、
8年の恋を実らせた美しい花嫁姿を見に行けて、幸せでした。


観光は少しだけ、

 教え子の可愛い妹分の方が、東関街という揚州の古い通りを案内してくれました。
名物の4色の団円(お団子)、揚州炒飯などを、宴会と宴会の合間に(笑)。

揚州三把刀といって、刃物が有名なのだそうで、はさみ、包丁、爪切りセットなどが驚くほど安かったです。
わたしは中華包丁を買いたかったのですが、中国では飛行機の安全検査のような検査が鉄道でもあるため、引っ掛かると言われて、あきらめました。


老舗の漬物屋さんで大根のお漬物と、それから、清朝(道光10年)に出来た老舗おしろい屋さん 「謝馥春」で、香粉などを買いました。
http://www.xiefuchun.com.cn/


揚州といえば、「紅楼夢」のヒロイン、詩文に長ずる病弱な美少女・林黛玉の生まれ故郷。
どんな女性たちがこの商品を愛用してきたのか…なとしばし想像しました。


それから
初めての上海蟹。 夜の披露宴で頂戴しました。
「かみさまのいうとおり」は、
揚州でしたv