上海蟹

mklasohi2013-09-26

上海の秋といえば、上海蟹(大閘蟹)。
上海出身の学生たちが、やはり何があっても、これは季節の食べ物だから必ず食べますと言っていた。けれど、一斤(500g)で220元とか。高~い。お酢または生姜をつけて食べるそうです。

今日は、早々と授業を終えて戻ってきたので、デパ地下へ。きれいな高級スーパーでは、蟹たちは一匹一匹くくられて、氷の上に乗って、ぶつぶつ言っている。300元近い値段。
レジでは都会派の若い主婦の人が、450元払っていた。パックされた野菜が高い。きっと1週間分に満たないだろう。

階級社会というか、買い物をする場で上中下の生活がよく見える。デパートにも、市場にもある程度その差がある。家の近くの市場は市場としてはいい方で、「中のやや上」の暮らし?清潔感があって野菜など武漢(大学の中)ともそれほど違わない。野菜やお肉はここで買おう。

アパートに戻ると、2階の人がドアの前にごみ袋を出していた。よく見ると蟹の甲羅が入っていたので、そばに立っていたそのお宅の方に、つい、あ、この蟹どこで買われましたか?と聞くと、市場ですよと。一斤15元ぐらい。
安すぎると思って聞きなおすと、袋に入っていたのはいゆる上海蟹ではなくワタリガニだった。海の蟹のほうが安いらしい。
ご主人も出てこられて立ち話をしたが、上海蟹は河蟹(川の蟹)ですよ。少したかいけど、たぶん50元ぐらいで一匹買えますよと。ご主人は朱さん、奥さんは楊さん。「何かあったら遠慮なく行ってくださいね。買い物するときは、日本人と言わないほうがいいですよ。高くかわされるから」と親切。

学生が日本に輸出されているのは江蘇省の陽澄湖でとれたものだと言っていた。
武漢でも今頃、梁子湖の蟹がでてきて一匹68元ぐらいはしていた。湖に浮かぶレストランで風に吹かれて梁子湖の蟹を食べたときのことがふっと思いだされた。


秋の味覚は市場で買って自分で湯がいてみるか、それとも来週国慶節のお休みに誰かとレストランに食べに行こうか、
それは、神様の言う通り。


写真は家の近く衡山路。デパートも緑の並木もあって便利でよい環境です。