八重桜の言語景観

桜も咲き、そろそろ八重桜の季節に移ってきました。けれど、まだ暖房を入れたくなるぐらいちょっと寒いです。
さて、日記を怠りがちですが、去年のしま問題以来の小さな変化の一つといえば、キャンパス内のスーパーに、怪しい日本語が減ったこと。
来たばかりのころから、キャンパス内のスーパーのお菓子売り場では、「クラツカ」と書かれたビスケットとか(笑)、「鮮のC」というジュースとか、「にくつく」というビーフジャーキーとか、そういう日本語を見つけては楽しんでいました。安い化粧品関係にもありましたね面白い日本語。
そして、2-3年前だったからからか「さきいか」が武漢でも売られはじめ、ヒット映画による北海道ブームも関係してか、袋に「北海名物」とか「こがねもち」などと書いてあり、北海名物はたぶんちがうけど、それでもなんとなく書きたい気持ちは理解できる、でも「ごがねもち」はイカとまったく関係ないでしょう(笑)と、
笑っていたのですが、去年の秋から、袋の上から踊る北海の水しぶきのような日本語は消えシーンと静まり返えり、いまだそのまま。

怪しい日本語がお菓子売り場などでにやにや笑っているぐらい平和。日本語が見えることは平和の印だったのですね。
そうか、戻ってきてね、ごがねもち。

桜、八重桜、新緑の若葉みどりはもうすぐ戻ってくるのです。