美しい花嫁でした

高校での出会いから12年、愛を貫いて。私も恋のお話しを聞き始めてから7年以上。新郎新婦2人は大学も離れ離れ、日本とヒューストン留学ではるか離れたこともありました。でも、7年前の夏、ハルピンで3週間、お世話になった時、2人はきっとこの日を迎えるだろうと思っていました。

お金持ちのお嬢さんだけにお式はこれまで中国で参列した5つの結婚式の中で一番盛大なものでした。伝統的なお迎え行事から、お昼は5星ホテルに何百人ものお客様に舞台には司会者という華やかなお式。次々と海鮮料理がでてきて、料理のトレンドが感じられました。中国はお客が残すほどお料理を出す習慣があり、豪華な残りものがテーブルに残る様子はどこででも見られ問題です…。

そして午後はロシア風公園での専門家によるビデオ撮影。新婦の大学時代の女友達がおそろいのバラを胸につけたワンピースで引き立て役。できあがったらDVDを送ってくれるそうです。ジューンブライドの夢、北の大地はまるでトルストイの小説にでてきそうな光と緑でした。

7年前も二人で一緒にバスに乗って街を回りました。家庭のよい条件に甘んじることのない、人一倍我慢強くて篤い人の幸せそうな喜びの表情に、私は、嬉しいのに涙が出るのはなぜ〜♪状態でした。