サーカス

mklasohi2011-12-16

今夜は湖北省外国人専家局が外国人専門家のために開いてくれたクリスマスコンサートに行ってきました。毎年この時期になると開かれる。一年があっと言う間だ。



振り返ってみると今年で7回目。でも、過去のブログを見てみると、毎年律儀に感想を書いているわけでもない。ピアノ演奏から、歌曲、雑技、京劇、踊りといつも盛りだくさん。今年はアクロバテックな武戯の京劇が個人的には面白かった。「雁蕩山」の一幕。
中国の舞踊は少数民族の様式を取り入れたものが人気だなど、そんなところが感想。

今日は久しぶりにほかの外国人の先生たちと並んで見た。また、帰りのバスの中でアメリカ人の先生に聞いた「武漢の病院体験」のお話が面白かった。あら、クリスマスコンサートのことと関係ない(笑)。



アラバマ出身の若い男の先生がしびれなどを感じて、武漢で一番よいとされる大学付属病院に行った時のこと、お医者さんたちはまるで患者を人とも思わない態度、患者たちは、鞭であちらにやられこちらにやられサーカスのようだったと。サーカス!
人を動物のように扱うの?と聞いたらまぁそんなところだ、と。患者への敬意がない、どの医者もarrogant尊大だと。

外国人だからかしらと尋ねると、ほかの中国人に対してもそうだけれど、ことに外国人に対してということもあるかもしれないと。また各科の連絡が一切ない縦割医療で、同じことを何度も聞かれたりやらなくてはならない。

あげく女の先生が、「この薬をのんだらもう少しハンサムになるよ」と笑って処方をだした。冗談のつもりかもしれないけれど。「ばかばかしい、あんな病院にかかるぐらいなら死んだ方がましだ。アメリカの病院はいいよ」と言っていた。

他の国を知らない中国の人たちは、外国人に比べると我慢強い面も確かにある。

できればコンサートの開催だけでなく、外国人の目や意見も吸い上げてくれるようになると何かが変わるでしょうね…