ひさしぶりの日本講座

昨日はエイズウイルス研究者で、武漢ウイルス研究所に2年いらしている医学博士草川茂先生に学生たちにお話しをしていただきました。
私自身、ウイルスの単純な構造や、細胞分裂とウイルスの増殖の過程の違いも知らず、日本ではHIV感染者とエイズ患者合わせて1万人で、中国では74万人ということなど、学ぶところがいろいろありました。
今回は質問がしづらいかもしれないと思い、2年生は事前にグループワークでエイズについて知っていることは何か、それを先生への質問にどうつなげるかといった活動をしておきました。
ある学生が、これまでの先生の達成感はなんでしょうかとお尋ねすると、東南アジアや、中国で調査研究を行ってきて、ウイルスの型を見ることによって国境を越えて伝わっていることが分かり、それにデータを提供したり、共同研究などによって、研究技術を伝えることができたことがそうかもしれません、とおっしゃっいました。
何かと意義のあるお仕事を誇張なく話されるお人柄を感じました。
あらためて学生たちが正確な知識を身につけることができ、よい勉強になったと思います。先生ありがとうございました。