心の中の町

mklasohi2010-12-06

これは土曜の夕方、一橋の上、二階建てバスの中からみた長江の眺めです。

そのあと学生3人と日本人パテシエさんのケーキのお店SAKURAに行くため、狂乱の渋滞のなか、タクシーにも激しく乗車拒否され、たどり着いたのは日もとっぷりと暮れた6時過ぎでした。大学を出たのは3時30。

ptissier_m_kさんはご親切に裏へ入れてくださり、コーヒーまでいれてくださったので、学生ともども武漢一のケーキをじっくり味わうことができました。(謝謝)これは大学院に入学が決まった学生との10月以来の約束でした。オメデトウ。

mkさんとは郷里が近いことなどいろいろ共通点があるのですが、武漢で店を構えて3年。すでに4軒目の店舗が建築中で、そこには喫茶部も造られるそうです。

渋滞のバスを降りてからも道を聞き聞き、暗い民家の路地を抜けたりしてやっとたどり着いた小さい旅でした。
学生との大変だった思い出はいつも楽しいものに変わります。

その晩、わたしは学生たちと別れて、中国人の友人と外国人女性の会のエイズ児童チャリティーパーティに参加しました。参加費の半分が河南省エイズの村の子供たちに寄付にまわります。英語フランス語の飛び交う70名ばかりの会でした。
友人の家でのことや翌日夕方からの日本人忘年会では日本人のお友達にも会えたことなどを書いていると眠れません。

漢口は行くたびに古い街並みが取り壊され見た目のちょっときれいなガラスのビルが出現し老漢口の味が失われていくさまに茫然としてしまいます。が、もはや変化は止められないでしょう。
心の中に焼きつけておくとします。5年の時の流れ、長江の流れ…。