初荷

今年は春節明けまでゆっくり日本に滞在予定で、ひっくり返りそうになりながら、１４冊の本をリュックにつめ、肩には論文や仕事をつめたパソコンが入ったバッグをかけて戻ってきた。中国で買った小さいスーツケースは2つとも壊れている。帰国前は買い替える時間もなく、家族からもよくこんな重いものが持てたねと言われた。そんな思いをしてまで持って帰った大事なパソコンが、壊れた（><）。
接続部分の接触が悪くてスイッチも入りにくく、仕方なく渋谷の某電気店に持っって行ったが、これは新しいものを買ったほうがいいですよと宣言された。環境に悪〜い、陰謀だぁと訴えたが、怪しいリサイクルシステムの世の中の仕組みに抗うことは難しく、新しいノートパソコンを買うことになった（うう）。3年前より、10万円ぐらい安くて、性能はアップしている。
古いパソコンには成績や教材も論文…も、この1ヶ月の日本滞在のための仕事内容が入っているので、新しいPCに取り込もうと、古いPCの電源を入れると、煙さえ出てきた。中国で3度ほど修理したときに完璧に直っていなかったのだ。しかも粗悪な部品に取り替えられた可能性もある。立ちのぼる煙。
やれやれ…今年も逞しく生きるしかない。
写真は買い物が終わって寄った渋谷の珈琲店からの眺めです。大きな窓から人が行き来する様子が見下ろせる。行過ぎる人たち、渋谷の夜は若い人が多い。疲れを休めに寄るのにいい店がいくらでもあって、デパートではご近所へ日ごろの不在を詫びるのにふさわしい子年の和菓子も売られ、電気屋さんにはまるで私の無理難題へなへな変化球をすべて拾ってくれる店員さんがいる。やっぱり日本は住みやすいですね。