3足の靴

こちらに来て靴を3足買った。

茶色のは、漢口にある祟光デパート（そごうデパート）で400元（5600円位）。来たばかりの頃で、日本の感覚でそれほど高くないと思った。400元だと、自転車が2台、安い自転車なら3〜4台も買えると聞いて、自転車2台分の靴もどうかと思い（その上、はやりの欧州式で先が尖がっていて足が痛い）、真ん中の白っぽいのを買った。30元（420円位）。おろしたその日に、前の方がはげてしまった。　黒い布靴は、市場で5元（70円位）だった。
「一分銭、一分貨（品物は値段しだい）」というが、一番履きやすいのは5元の布靴。楽な靴はうれしい。市場のおばさんがこれは通勤用の靴で、すぐだめになるよ　とは言っていた。宿舎の服務員さんによると、通勤にはこれを履くよう、ホテルなどでは規則になっているとのこと。
　月収800元から税金を払わなければならない。そうした暮らしの人もいることを思えば、400元の靴はやっぱりどうかと思う。
　週末、ショッピングに出かけたら、今年は韓国式が流行とかで、先がまん丸の靴が、春の棚にたくさん並んでいた。