中南海

もう10日もブログを更新してませんでした。
先週は、昔日本の紡績工場があった楊樹浦（ヤンジッポ；写真）のあたりに人を訪ねて行ったり、週末はアート系の友人が上海へ来たりなどなど、途中、風邪もひいたり、仕事やら盛りだくさんでした。

おととい乗ったタクシーの運転手さん。
まってましたとばかり、

まったくやんなっちゃうよ、ガソリン代は上がるし、煙草もひと箱11元、値上がりするものばかりと愚痴ることしきり。
経済発展の証拠じゃないですかというと、いやいや政治家たちが悪いんだと、
誰それは…誰それは…悪いことしてない政治家はいない（具体的には書くのは憚られるので）…おれたち一般庶民は…

庶民には手の届かない雲の上の世界。中国の変化は建物や、人力車でなくてタクシーになっただけ？

面白いのが、「そういえば、一日四箱たばこを吸うという友人ががいます」というと、銘柄は何？　
「？…中南海？」と答えると「ああ、そりゃ、ひと箱10元だ。10元。おれの吸ってるのは△△△11元」と見せてくれたが暗くてよくわからなかった。

私はお酒もたばこも全然だめだが、名前に興味があるから、あれこれどんな名前かと注目してしまうが、いくらかなどと気にしたこともない。
たばこは中国では社交の道具でもあるから、人がいくらのを吸っているかは気になるんですね。

そういえば、武漢には「黄鶴楼」というお酒もたばこ、「紅金龍」というたばこ、「金龍泉」というビール会社もありました。金龍の泉ってビールの色が浮かぶし、金の龍が飲みに来る泉に湧き出る感じで悪くない。
たばこ「中南海」だと「永田町」みたいですね。

昨日の小雨曇りから、緑の美しい五月の風。