海納百川

 ブログを更新しないうちに7月ももう4日。今日は雨。
上海は梅雨時と言っていいでしょう。かなりじっとりと雨が周りの緑の木々を濡らします。前も公園、隣も公園の立地で緑は多い場所です。

 先日雨に濡れて風邪をひき、ほぼ一日寝ていました。上海に戻ってからのテストと深夜までの採点、成績付けでかなり疲れたせいでしょう。

 一年生と約束の世紀公園へ遊びに行ったり、お芝居と映画も一本ずつ見ました。お友だちたちとのお食事会もあって、ゆっくりアップする間もなしでした。採点も終わったので、10日から夏休みで日本に帰国する予定です。

 ちょっと嬉しいこともあって、一人海鮮ちらしのお昼ご飯でお祝いした日もありました。上海の各国レストランの数はおそらく東京に負けないでしょう。

和食は定食があるから一人でも大丈夫ですが、他の多くの料理は一人では食べに行きにくいので、勢い食べ物仲間が増えた今学期でした。
また知り合った中国人の友人が次々と彼女の知り合いに引き合わせるので、上海にいる普通の人たちの生活を少しずつ垣間見たような感じ。

海納百川(ハイナーバイチュワン)。
上海を形容するのによく使われることばです。
海は多くの川を呑みこむことができる。
レストランの数にしてもそう、人の層にしてもそう。多くの物を呑みこんで生きている怪物?

懐の深い街。
上海人、家族の生活、地方人の一人暮らし、外国人の一人暮らし。魂が寄り添ったり、あっという間にすれ違ったり。星と星の衝突と離合の繰り返しのような。



それから、夏に向けてヘアスタイルを変えてみました(うふふ)
そしたら旧上海の味がすると何人もに評されました。
女性はおしゃれ、たばこ屋さんの数より多い洋服屋さん。そういうお店で服を買うとやっぱりどことなく上海の女性風になります。


昔の街並みはどんどん壊されているけれども、東京のように本質的なものが生きながらえているものがある。


今日は雨。いつか海へと流れていく雨。


今日は雷も鳴るとの予報ですが、どうぞ停電しませんように。