楼蘭の美女

mklasohi2007-04-16

日本語教育関係の問題、大学生が行った炭鉱労働者への調査、中国での「日本を客観的に見よう」という最近の中国メディア等の論調…結局、メディアの伝えるものの大きさを感じますね、などと書きたいことはいろいろありますがとりあえずリンクだけ。
 今日ご紹介したいのは、楼蘭の美女の復元図。復元図は中国刑学学院・趙成文首席教授の手によるもの、ほりの深い顔、薄い唇、憂いをひめた美しさとあります。復元図より心に飛び込んでくるのは、3800年変わらぬ楼蘭の「眠れる美女」そのものの姿。掲載された写真3の「楼蘭の美女」の方が美しいと感じるのは私だけですか(ちょっと恐いけど)。
 ここにアップした写真は楼蘭の美女ではなく昨年、湖南省博物館で見た馬王堆の辛追婦人の復元像で、ずっと前から会いたかった人、少し母方のいとこに似ていた。
 湖南省博物館のホームページで、彼女の2000年以上前の豪奢な生活がflashで、住居と調度品が3D画像でご覧になれます。中国語が分からなくても動画なので、楽しめます。
 楼蘭の美女にしても馬王堆の辛追夫人にしても数千年前に実際生きていた彼女たちの周りでどんな喜び悲しみがあり、月日が過ぎていったものか、仕事の合間にしばし想像してみました。
3D画像の英語バージョンはこちらでご覧になれます。